#pragma section-numbers 2 = CentOS 5.2 リリースノート = <> == 翻訳 == リリースノートは、下記の言語に訳されています。 * [[../BrazilianPortuguese|Brazilian Portuguese]] (português do Brasil) * [[../Chinese|Chinese]] (中国語) - Hao Xu * [[../Czech|Czech]] (Česky) - David Hrbáč * [[../Dutch|Dutch]] (Nederlands) * [[../|English]] (English) * [[../French|French]] (Français) - Patrice Guay, Fabian Arrotin * [[../German|German]] (Deutsch) - Marco Witte * [[../Japanese|Japanese]] (日本語) - Akemi Yagi, Taira Hajime * [[../Romanian|Romanian]] (Română) - Manuel Wolfshant * [[../Russian|Russian]] (Русский) - Nikolay Ulyanitski * [[../Spanish|Spanish]] (Español) - Alain Reguera Delgado, Ernesto Pérez Estévez == はじめに == CentOS 5.2 リリースへようこそ。CentOSは、上位 OS プロバイダー(UOP)<>が誰もが使える形で公開するソースを基に作られた企業向け Linux ディストリビューションです。 CentOS は上位ベンダーの再配布ポリシーを全面的に遵守し、100% のバイナリ互換性を目標としています。 (CentOS は主に上位ベンダーの商標とアートワークを除去するようパッケージに変更を加えています)。 CentOS は無料です。CentOS では PayPal を通じて寄付を受け付けております。ぜひ http://www.centos.org をご覧ください。寄付金は、ネットワーク帯域の確保やプロジェクト開発などの諸費用に充てさせて頂きます。 CentOS 5.2 は、CentOS 5 シリーズの2回目のアップデートで、多くのバグ修正や新しい機能性などが加えられています。まず上位 OS プロバイダー(UOP)のリリースノート http://www.centos.org/docs/5/ をお読みください。以下のドキュメントは補足的であり、主に CentOS に特異的な点を扱っています。 == インストールメディアのハッシュ値 (sha1sum) == {{{ ----------------------------------------------- i386 向け ISO イメージのハッシュ値 (sha1sum) は次のようになります。 9e8da103db2217f10e07b0387edce09395723cbf CentOS-5.2-i386-bin-1of6.iso e9d0a51d638caf1ed3adde834672d0f6a82cfd92 CentOS-5.2-i386-bin-2of6.iso 1c120526624e0dda4800abc5548e88937b12aabb CentOS-5.2-i386-bin-3of6.iso d774cf3bf6a28007e94969eea9dda44b95a5c249 CentOS-5.2-i386-bin-4of6.iso c4a94ebf2636e4868c2f72945dabe4a27c3f8301 CentOS-5.2-i386-bin-5of6.iso 0dc6131171739709722e6c0a53953484f7940aec CentOS-5.2-i386-bin-6of6.iso c89db7f5294465d593e7b02c232e0e9070111487 CentOS-5.2-i386-bin-DVD.iso 30e212aacb1980445f2d9e683c1d18ddb02d0974 CentOS-5.2-i386-netinstall.iso ----------------------------------------------- x86_64 向け ISO イメージのハッシュ値 (sha1sum) は次のようになります。 94ca211d953bfafe010e9967d16e0380e0705845 CentOS-5.2-x86_64-bin-1of7.iso db1c88d5d699e1b65f11b39d830775df51b46a61 CentOS-5.2-x86_64-bin-2of7.iso 4bec7760de0766e4500a2a28a4aa5d0f1b1ee757 CentOS-5.2-x86_64-bin-3of7.iso 8f457db8454bfce9d2313808141f81aae6566294 CentOS-5.2-x86_64-bin-4of7.iso 947ffb4f1828e995111f8d457e0ac7e795cc1080 CentOS-5.2-x86_64-bin-5of7.iso 22155d06cc5a1b13cd52f2f9a19915b1340871df CentOS-5.2-x86_64-bin-6of7.iso 02fdbc48e789e4a6b7849028402f9ff03a75036c CentOS-5.2-x86_64-bin-7of7.iso 3e4bfcee28ec1c733e2726f23862910332b5195f CentOS-5.2-x86_64-bin-DVD.iso 10c0edba48bcd71f52f5941cbb6e50133c158345 CentOS-5.2-x86_64-netinstall.iso ----------------------------------------------- Torrent ファイルのハッシュ値 (sha1sum) は次のようになります。 aacb74578a98593ceabeab5c99b5ff3a1c27c72a CentOS-5.2-x86_64-bin-DVD.torrent b5e512bd4ed3671b90711ac04d6b38423d6d7ae9 CentOS-5.2-x86_64-bin-1to7.torrent 67ccaf21b9620f695a06e437cb695df5cfc23f7b CentOS-5.2-i386-bin-1to6.torrent 66263514382ed8b726ff94ec84bea149ec53c5f0 CentOS-5.2-i386-bin-DVD.torrent }}} == 既知の問題点 == * グラフィカルインストーラを使う場合、システムに搭載されているメモリ量が 512MB 以上でなければなりません。 メモリ搭載量が 512MB に満たないシステムの場合にいくつかの問題が起きます。 * インストーラは最低でもメモリー量が 128MB 必要です。システムに搭載されているメモリ量が 256MB 未満の場合、テキストインストーラが起動します。 * CentOS 5.2 に収録される '''yum''' (yum 3.2.x) は、メモリー量とスワップ領域を合わせて 768MB 以上必要とします。 * インストーラでのパッケージ選択の際に、多くのパッケージを選択した場合は依存性の確認のために多くのメモリを消費します。メモリが少ないシステム、もしくはメモリ使用量に限界があるシステムでは最小限のインストールを行った上で、のちに yum コマンドを使いパッケージを追加する必要があります。 * インストール中に CentOS Extras リポジトリにあるパッケージを必要とする場合、システムはインターネットに繋がっている必要があります。そうでなければインストーラはインターネットへの接続を何度も試みます。もしも、ネットワークインストールを行っていない場合で、CentOS Extras リポジトリを参照した場合、ネットワークの設定を行うように促されます。 * CentOS 5.0 もしくは 5.1 で動作していた Kickstart スクリプトをそのまま CentOS 5.2 のインストールに使うといくつかの問題が発生します。CentOS 5.2 で動作するかテストした上で、本番系のシステムに適用してください。 * gtkhtml3 パッケージは CentOS 5.2から新しくなりました。これは ABI が変更されたことを意味します。 gtkhtml3 を利用して作られたソフトウェアは新しい gtkhtml3 パッケージで再ビルドして頂くことを推奨します。CentOS Extras リポジトリに compat-gtkhtml3 という互換パッケージを用意しました。このパッケージを使えばソフトウェアの再ビルドは必要ありません。 * nss_ldap パッケージは bash 3.2 のコマンド置換を壊してしまうことがあります。この問題の詳細は [[https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=448014|bz448014]] をご確認ください。具体的には '''su - ''' で LDAPユーザーになった場合、コマンド置換のエラーが発生します。もしも nscd サービスが動作しているならば、 [[http://dev.centos.org/centos/5/|CentOS Testing リポジトリ]] にある RPM パッケージ '''「nss_ldap-253-12.el5.centos.''''.rpm」''' を適用するとよいでしょう。 * '''luci''' パッケージは '''bc''' パッケージを依存関係として必要としますが、'''bc''' パッケージは依存関係のあるパッケージとして自動的にインストールされません。もし、'''luci''' を動かしたいのであれば、 '''bc''' パッケージを手動でインストールする必要があります。すでにこの問題は次のバグとして認識されています。 [[https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=450854|bz450854 (upstream)]] | [[http://bugs.centos.org/view.php?id=2881|#2881 (CentOS)]] なおこの問題は、redhat-lsbがインストールされないminimal installでのみ起こります。 * ''ROOTDIR=/some/other/path'' のようにユーザーがカスタムの設定になっていた場合、'''bind-chroot''' パッケージをアップグレードすると デフォルトの ''ROOTDIR'' の値に書き戻してしまうバグがあります。この問題についての詳細は [[https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=451450|upstream bug]] をご確認ください。 * '''Eclipse''' の内蔵ウェブブラウザーコンポーネント(ウィンドウ→表示→その他→一般→内蔵インターネットブラウザー)は動きません。Firefox 1.5 から Firefox 3.0 へのアップデートのために libgtkmozembed パッケージに含まれる xulrunner を差し替えました。libswt3-gtk2 は Eclipse 用の Mozilla 組み込みコンポーネントを提供しますが、差し替えた xulrunner 上ではまだ動きません。この問題についての詳細は [[https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=452113|upstream bug]] をご確認ください。 * openib-mstflint、openib-perftest、openib-tvflashは、それぞれ新しいパッケージ、mstflint、perftest、tvflash に置き換えられました。デフォルトでは起きませんが、CentOS 5.1 と 5.2 のリポジトリを同時に有効化する場合、これらのパッケージは互いに他を古いパッケージとして認識します。解決策としては、CentOS 5.1 の CentOS-Base.repo の [base] と [updates] セクションに '''exclude= openib-mstflint openib-perftest openib-tvflash''' と記述してください。  詳細は (upstream bug [[https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=448772|bz448722]]) をご確認ください。 * 3ware社の RAID コントローラーを利用した場合、パフォーマンス問題があります。詳細は [[https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=444759|upstream bug]] をご確認ください。 [[http://dev.centos.org/centos/5/|CentOS Testing リポジトリ]] (kernel-''''.bz444759.''''.rpm) にこの問題に対応するカーネルパッケージがあります。このパッケージはTesting リポジトリにある他のパッケージと異なります。このパッケージを使用するとあなたのシステムが壊れるかもしれません。利用する際は注意してください。これは私たちのベストエフォートの修正パッケージであり、上流のリリースをベースとしたものではなく、品質の同じものではありません。 == 解決した問題 == * CentOS 5.1 には、NFSの性能劣化に関する問題を回避する '''kernel-.bz32111''' というカーネルがありました。(詳細は [[http://bugs.centos.org/view.php?id=2635|CentOS bug]] または [[https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=321111|upstream bug]] を参照。)この問題はCentOS 5.2のカーネルで解決されています。 == パッケージとアプリケーション == === CentOS 5.1 に比べ新しく 5.2 に追加されたパッケージ === * パッケージ明細のこのセクション[[http://www.centos.org/docs/5/html/5.2/Package_Manifest/ar01s01.html|Added Package]]をご覧ください。 === CentOS 5.1 に比べ5.2でアップグレードされたパッケージ === * パッケージ明細のこのセクション[[http://www.centos.org/docs/5/html/5.2/Package_Manifest/ar01s03.html|Updated Packages]]をご覧ください。 === CentOS 5.1 にあったパッケージで、上位ベンダーが 5.2 から削除したもの === * パッケージ明細のこのセクション[[http://www.centos.org/docs/5/html/5.2/Package_Manifest/ar01s02.html|Dropped Packages]]をご覧ください。 === CentOS 5.1 アップデートとしてリリースされたパッケージで、古いバージョンが5.2インストールメディアに含まれているもの === * gnutls, gnutls-devel, gnutls-utils * libxslt, libxslt-devel, libxslt-python * libvorbis, libvorbis-devel これらのパッケージはCentOS5.2のアップデートリポジトリにあります。 === CentOS が上位から変更したパッケージ === * yum-priorities (plugin) * anaconda * anacron * basesystem * bluez-utils * brltty * busybox * centos-release * Cluster_Administration * clustermon * comps-extras * conga * Deployment_Guide * desktop-backgrounds * eclipse * filesystem * firefox * firstboot * gdm * geronimo-specs * Global_File_System * gnome-desktop * gnome-session * gzip * httpd * initscripts * kdebase * kdelibs * kudzu * nss * pango * pirut * pm-utils * procmail * python-virtinst * redhat-artwork * redhat-logos * redhat-lsb * redhat-rpm-config * rgmanager * rhdb-utils * rhgb * setuptool * specspo * squirrelmail * system-config-bind * tftp * thunderbird * Virtualization_Guide * xorg-x11-proto-devel * yum * yum-cron * yum-utils 注記: 変更の詳細は各パッケージの changelog に記載されています。これらのパッケージは、利用規定に従い上位の商標を除くために変更されたものがほとんどです。 === 上位ベンダーにあるパッケージで、CentOSが削除したもの === * redhat-release-5Client * redhat-release-5Server * redhat-release-notes-5Client * redhat-release-notes-5Server * rhel-instnum * rhn-check * rhn-client-tools * rhnlib * rhnsd * rhn-setup * rhn-setup-gnome === 上位ベンダーには無く、CentOS が追加したパッケージ === * centos-release * centos-release-notes * perl.i386 (on x86_64) * yum-cron * yum-repolist (plugin) == コミュニティの参加 == CentOS ユーザとして、あなたもいろいろな方法で CentOS コミュニティに貢献することができます。 === シグ (SIG) === CentOS には、特定の興味ある事柄についてユーザが集う [[http://wiki.centos.org/SpecialInterestGroup|シグ (SIG:Special Interest Groups)]]がいくつかあります。 下記の SIG はすでにできています: * [[SpecialInterestGroup/Artwork|Artwork]] - CentOS リリースや普及のためのアートワークを製作、改良 * [[SpecialInterestGroup/Promo|Promotion]] - オンラインやイベントで CentOS を宣伝、普及 * [[SpecialInterestGroup/Virtualization|Virtualization]] - CentOS における仮想化の集い これらの SIG への参加や、新しい SIG の設立などを、ユーザの皆様に呼びかけています。例えば、 * Alpha, S390, Sparc port - 他のアーキテクチャへの CentOS の移植 * Hardware compatibility - 特定のハードウェアに関するフィードバックを提供 * QA - 新しいリリースのテストやバグ除去のヘルプ * RPM Packaging - 新しい、有用なパッケージを提供 * Translation - ドキュメント、ウェブサイト、Wiki の翻訳 === メーリングリストとフォーラム === あなたがこのコミュニティで他のユーザを助けることができる別の方法は[[http://lists.centos.org/mailman/listinfo|メーリングリスト]]か[[http://www.centos.org/modules/newbb/|フォーラム]]に1つでも参加することです。そして、活発にユーザの問題を解決してください。そして、他のユーザと解決策について議論してください。 === Wikiとウェブサイト === 未経験な CentOS ユーザにさえ、あなたの助けが私たちにとって役に立ちます。なぜならば、私たちはあなたがどのような問題に行き当たっていたかを知りたいのです。もし、あなたが特定の問題に対する情報を見つけ、それがよりアクセスしやすくなることによって、どれだけドキュメントが改良されるだろうか。他のユーザにとって、この種のフィードバックがあなたにはそれがあっただろうというのと同じくらい有益であるので、あなたの関わり合いが CentOS をより良くするのに必要です。 従って、あなたが私たちのドキュメントとWikiの作成に協力し、それらを改良したいなら、Wiki にアカウントを登録するか、または [[http://lists.centos.org/mailman/listinfo/centos-docs|centos-docs]] というメーリングリストに加入してください。 == 追加情報 == 以下のウェブサイトには、CentOS でシステムを動かす人々のための多くの情報が含まれています。 * 上位のリリースノートとドキュメント : http://www.centos.org/docs/5/ * http://www.centos.org/ * http://wiki.centos.org/ * http://lists.centos.org/ * http://planet.centos.org/ * http://mirrors.kernel.org/redhat/redhat/linux/enterprise/5Client/en/os/SRPMS/ * http://mirrors.kernel.org/redhat/redhat/linux/enterprise/5Server/en/os/SRPMS/ == 謝辞 == 我々はこの製品に対するたくさんの人々の協力に感謝します。 Copyright (C) 2008 CentOS ------ [[Manuals/ReleaseNotes/CentOS5.2/Stub|Release Notes for the ISOs]] ------